映画【スワロウテイル】の感想!無料で観れるVODも紹介!

一攫千金を目指して日本にやってきた外国人、そしてその子どもたちを描いた作品です。
作品を手掛けたのは岩井俊二監督で、1996年に公開されました。

偽札のデータを入手した子どもたちが偽札を作るシーンがあるため、R指定になった映画でもあります。

なお、グリコという役を演じた歌手のチャラさんは映画のなかで「YEN TOWN BAND」というバンドを組むのですが、実際にこのバンドの名義でCDも発売され、シングル「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」は約85万枚を売り上げ、オリコンチャートで1位を獲得しています。

2003年にはライブ活動が行われ、2015年には 19年ぶりの新曲「アイノネ」がリリースされました。

ここではスワロウテイルを実際に観た感想を中心に無料で観れる動画配信サービスも紹介したいと思います!

スワロウテイルを観た感想!

俳優の三上博史が好きなので、見た映画でしたが、岩井俊二監督の独特な世界観に引き込まれました。

物語の舞台はイェン・タウンと呼ばれる日本のある街なのですが、この街は日本のような日本ではないような不思議な街で、東南アジアのような雰囲気があります。
移民たちがメインの登場人物になっているのも興味深いところでした。
映画で使われている言葉も日本語だけではなく、英語や中国語なども頻繁にでてくるのでより不思議な雰囲気なのかもしれません。

アゲハと呼ばれる少女が、上海出身のグリコという女性と生活を始めるところから物語は始まっていくのですが、俳優さんたちは日本人です。
英語や中国語を話すシーンも多いので、きっと懸命に勉強されたのだと思います。

この映画では偽札を作るシーンがあります。そしてその偽札のデータをめぐって事件がおこり、暴力シーンも出てきます。
しかし、物語全体のどこかゆったりとした雰囲気のせいなのか、たんたんと描かれていきます。

そして三上博史さんだけではなく他の役者さんたちも素晴らしいです。
グリコを演じているのは歌手のチャラさんなので、作中には彼女が歌うシーンもありますし、アゲハを演じた伊藤歩さんは、少女なのにどこか大人びた表情を見せ、 渡部篤郎さんや江口洋介さんたちの演技も素晴らしかったです。

ただ、やはり個人的には三上博史さんが素晴らしかったです。彼もまた移民のひとりを演じているのですが、警察に捕まって激しく暴力を受けます。
ですが、どこかひょうひょうとしたタフさがあり、とても魅力的なヒオ・フェイホンという役を演じていました。素晴らしかったです。
彼の最後のシーンでは涙がこぼれてしまいました。
一度見たときのボリュームがすごい映画です。

寄稿ライター:minochanさん

スワロウテイルを観た人たちのSNSでの声

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