映画【タイヨウのうた】のあらすじや感想!青春と家族の愛がみどころ

2006年に公開されたシンガーソングライターYUI主演の青春映画です。
そして家族の愛を感じることのできる映画でもあります。

YUI演じる主人公の薫は太陽の光に当たれない難病のため、昼間は家から出ることができず幼い頃から寂しい思いをしている少女。
学校にも通うこともできず、だけど温かい家族や一人の親友、そして音楽に助けられて生きていました。

そんな彼女の楽しみは太陽が沈むころ街へ出て路上ライブ。
そしてもう一つの楽しみは、太陽が昇るころ、早朝から毎日友達とサーフィンをする太陽のように眩しい笑顔の男の子を窓から見ることでした。

そんなある日路上ライブをしているといつも窓から見ていた塚本高史演じる孝治の姿が!

薫と孝治の恋愛模様にも注目の映画です。

タイヨウのうたを観た感想

人のまっすぐな気持ちと純粋さ、そして家族の大切さを思い出させてくれる感動ストーリーです。

当時ミュージシャンとして人気だったYUIがいきなり映画の主演デビューをしたことがとても話題になりました。

ミュージシャン主演の映画は音楽がメインで演技力にも正直期待していませんでしたが、ストーリーが良さそうだったので軽い気持ちで鑑賞しました。

ですが、見終わる頃には自然と涙があふれ主人公に心を打たれてしまいました。

まず、YUIさんのまっすぐで純粋な演技に心を打たれます。
演技の経験がないからこそ、汚れのない純粋な少女を自然に演じることができたのだと思います。

孝治にはじめて話しかける時の、
話しかけたいけどどうしたら良いかわからず、いきなり自己紹介するはいいけど緊張しすぎて一方的に話しはじめて
「好きなバナナは食べ物で…!」
と、言い間違えてしまうところがとても可愛いです。
それに対しての孝治の優しいツッコミも見ていて微笑ましくなってしまいます。

孝治は顔はかっこいいのですが、無邪気で自分でも単純でばかな男子高校生だとわかっています。
でもそんな純粋ばかな孝治が難病の薫のために一生懸命全力で向き合う姿も胸を打たれます。
今時の男子高校生なんだけれどもまっすぐで本当にいい子なんだなぁ〜、と思ってしまいます。

そんな二人の掛け合いや、若い二人の徐々に距離を縮めていく姿には見ていて自分の若い頃を思い出しキュンキュンしちゃいます。
初めての恋ってこんな感情だったよね、と思い出させてくれます。

そしてこの映画の最大の見所は一生懸命生きる薫を支える親友や家族の愛だとも思います。

初めて映画館で見たときや、その後も何度も繰り返し見てますが、
見るたびに、薫、孝治、友達や家族、いろんな人の視点で見ることができ、
大人になった今、薫の両親の視点で見ると本当に胸に熱いものを感じます。

この物語はたくさんの人の愛に包まれた物語なんだと思います。

何度見てもいろんな感動を与えてくれるこの映画はぜひ一人でも多くの方に見ていただきたいです。

寄稿ライター:kanaemonさん

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