映画【64(ロクヨン)】のあらすじと感想!警察の中の人間ドラマが見どころ!

非常に豪華なキャストが出演している映画【64(ロクヨン)】。
前編・後編ともに2016年に公開され、興行収入2億円超えの大ヒット映画となりました。

ここでは64(ロクヨン)の紹介や視聴した感想などを中心に紹介したいと思います!

64(ロクヨン)ってどんな映画?

「64」~ロクヨンは横山秀夫氏原作の映画です。
主役の三上広報官を佐藤浩市が演じています。昭和64年に起きた未解決の誘拐事件、通称「ロクヨン」を軸に警察署内の軋轢を描いた映画です。

「ロクヨン」では被害者の小学生の女の子が殺害されました。
時効間近になって、「ロクヨン」を模倣した新たな誘拐事件が起こり、警察署内は色めきだちます。
過去の事件に秘められた謎、広報部と新聞記者との対立。ミステリーでもあり、濃厚な人間ドラマでもあります。

この映画では原作と異なるラストシーンが用意されていることで話題になりました。切ない結末は観る人の涙を誘います。
また、三上広報官の家族の問題も同時進行で描かれています。警察官と一人の家庭人としての間で苦悩している姿が胸を打つことでしょう。

64(ロクヨン)を観た感想

とにかくキャストが豪華なのでお金をかけているなあという感じがしました。
日本映画界を背負って立つ旬な俳優さんが勢揃いしています。

あまりにも、ネームバリューのある俳優さんばかりを使っているので、ある意味、もったいないと思ったほどです。
特に、椎名桔平さんなどは短い出演シーンなのにも関わらず、知的で切れ者、かつ冷酷さをよく表現されていると感じました。

全体的に、男くさい映画です。何と言っても、舞台は警察であり、刑事モノであるからです。
ミステリーの要素を前面に出すのではなくて、警察の中の人間ドラマを描いている部分が多めでした。

私は仲村トオルさんのファンなので、この映画を観たのですが、思いのほか出番が少なかったので、ちょっとだけガッカリしました。
そして仲村さんが演じる二渡という役柄ですが、横山秀夫作品のなかではよく登場する人物です。

実写化もされていますが、上川隆也さんが演じることが多かったので自分の頭の中では、二渡イコール上川隆也さんという図式ができあがっていました。
それをいい意味で覆すようなダンディーな演技力で惚れ惚れしてしまいました。やっぱりデキるオトコという感じがします。スーツも似合うし、目の保養になりました。

また、警察署内で主演の佐藤浩市さんが率いる広報部の苦悩と活躍が描かれていますが、これも新しい発見でした。
警察官といってもいろいろな職務があること、それに対して真摯に取り組んでいる姿や、刑事たちの特別な優越感みたいなものを知ることができました。
現実はどうなのかが気になるところではあります。

肝心の誘拐事件に関しては、こんなこと実際にできるのかといった疑問もありますが、そんなことはどうでもよくなってしまうくらい俳優さんたちの魅力に溢れた映画でした。

寄稿ライター:mimacoonさん

64(ロクヨン)を観た人たちのSNSでの声

64(ロクヨン)は動画配信サービスで無料で観れます!

映画64はdTV・Amazonプライムビデオといった動画配信サービス(VOD)で観ることができます。
どのVODもお試し期間として1ヶ月ほど無料で視聴できるため、その期間を利用して映画を楽しむことが可能です。

またサービス期間中は64だけでなく、他の映画やドラマも観ることができるため、是非試してみてください!

dTVのお試し

Hulu
dTV